中小企業がネット資産構築でまずすべきことは?


中小企業がネット資産構築に乗り出す場合、まず考えなくてはならないのは、その方向性だ。


既存のビジネスとの相乗効果、将来のビジネス展開を見据えた相乗効果は必ず考えたいところだ。


非ネット関連の中小企業が抱える問題として大きな比重を占めるのは、人材が確保できないことだ。


ネット企業の退職者の約半数は、非ネット企業を転職先として希望しているというデータがある。


つまり、その受け皿になれば、非ネット関連の中小企業にも採用のチャンスはあるように思える。


しかし、実際には、なかなか採用面では苦戦を強いられている。


多くの場合は待遇面に原因がある。


インターネットに強い人材を採用してみたいと思うが、これまでの枠組みではなかなかあてはまらず難しいという経験した採用担当者は多い。


経歴、資格、スキルなどをどのように考慮すればいいかよくわからないというのがホンネではないか?


そういう場合は、悩んでいても仕方がないので、採用予定者にざっくばらんに訊いてみるといい。


採用したらどのぐらい予算で、どの程度ことができるのか?


年収は?


勤務形態は?


勤務時間は?


キャリアデザイン。


など・・・。


採用予定者のほうが知識も経験も豊富なことが多いので、この投げ方は有効だと考えられる。


さらに、大切なのは、採用予定者の評価基準をしっかりと作り、本人に伝えること。


ネット企業の場合、評価基準が数値化されていることも珍しくない。


しかし中小企業の場合、そこは会社の業績次第で、ざっくりということが多いのではないか?


また採用から時間がたつと、面接のときの話と違って、色々とうやむやになってしまうということも多い。


こういうことの積み重ねで、インターネットに強い人材に逃げられてしまっている中小企業は実に多い。


実際、わたしがコンサルティングしていた中小企業で、営業ツールとして大規模なホームページを1千万円近く使って制作したが、社内体制の不備で、同時期に採用したネット担当者が退職してしまい、その後の運用がうまくいかなくなってしまったケースがある。


これは実にもったいない。


ホームページは中小企業にとって、営業の切り札になりえる存在だ。


わたしの顧問先で優良顧客は、ほぼホームページからの問い合わせで開拓したという企業もあるぐらいだ。


ホームページがまだ十分に活用されてない中小企業は、ぜひ活性化を検討してみてほしい。